完全に騙されました!確かに振り返れば、2話の“あのシーン”を見たとき、なんか変だとうっすら思ったんですよ!1話2話の感想でカートライトのおバカぶりを愛でていましたが、カートライトと全く同じく騙されました!(詳しくはのちほど
というわけでシーズン3 第3話の感想です。スラウハウスのメンバーのキャサリンが誘拐された事件、第2話のラストで、誘拐自体が訓練(テスト)だったことが明らかになり一件落着、かと思いきやそこは「窓際のスパイ」。やはりそう一筋縄にはいきません。
誘拐の訓練は内務大臣の仕業だった!
3話の序盤で、キャサリンの誘拐によるMI5の防衛力のテストは、内務大臣が民間の警備会社に委託して企んだものだったことが明らかになります。しかもMI5の旧態以前のやり方を合理化するために、MI5にその民間の警備会社「チーフテン」を顧問に迎えるつもりだと。実質的にMI5を弱体化させる狙いですね。
さらに、内務大臣が委託した民間警備会社「チーフテン」のCEOは大臣の学生時代の友人、という気持ちいいほどのズブズブぶり。
この、内務大臣とMI5上層部とのマウンティングのせめぎあいも第3シーズンは楽しいです。
2話で、カートライトがキャサリン救出のためにがんばって本部に侵入したことが、MI5にとっては弱みになってしまうという、またもカートライトがお騒がせな結果を作り出してしまった形になりましたね。
スラウハウスに新たなポンコツコンビ爆誕
シーズン3で、スラウハウスの新たなポンコツコンビが誕生しました!
マーカスとシャーリー。ギャンブル依存症男とヤク中女、という完璧な組み合わせです。
見張るだけだったはずのドノヴァン(キャサリン誘拐の犯人)の部屋に、カギをぶっこわして侵入したと思ったら、トイレでクスリを始ようとするシャーリー。しかも、通報を受けてやってきた警察に、シャーリーのクスリが見つかってしまい逮捕される、というダメのトリプルコンボ。
せっかくドノヴァンの部屋で、ドノヴァンびはタイガーチームとは別の企みがある、という重要な情報を見つけたのも台無しでした。
シーズン3は、テンポよく展開していたこともあり、スラウハウスのメンバーのポンコツシーンが少なめだったので、マーカスとシャーリーのポンコツコンビのグダグダぶりはうれしい限りです。このコンビでスピンオフもちょっと見てみたいです。
スパイダーにまんまと騙された!悔しい!
3話で完全に騙されたシーンがここ。キャサリンの誘拐の際に、スパイダーは姉を誘拐されたと言って犯人からの指示をカートライトに伝えていましたが、実は、チーフテンのこのセキュリティテストの企画者だったのです!スパイダーが、まっすぐすぎて騙されやすいカートライトを、MI5本部に侵入させる役に選んで完璧にはめたのでした。
カートライト同様、ドラマ見ていた私もまんまと騙されました。悔しい!悔しい!(とともに完璧にだまされてちょっと気持ちいい。)振り返ると2話のカートライトとスパイダーのやり取りのシーン、なんか違和感あったんですよね。でもまさかスパイダーの罠だったとは全く気づきませんでした。
ネタバレされるまで、MI5を辞めたスパイダーの仕事の心配までしていたカートライトが不憫でなりません。
スパイダーはシーズン1からずっと安定して憎まれ役でしたが、カートライトに自分が仕組んだとばらすシーンは、ほんっっっと最高潮に憎たらしかったですね。
そして更なる衝撃。スパイダーはそのあとすぐのシーンで、ドノヴァンに事故的な形で殺されてしまいます。憎まれ役とはいえ、シーズン1からのメインキャストだったので、この突然の退場はほんと驚きました。
暴走するドノヴァンの真の狙いとは?
タイガーチームの一員として、誘拐を成功させ任務を終えたはずのドノヴァン(1話の冒頭でアイスタンブールにいた人)ですが、キャサリンを返すことはせず、さらに民間警備会社のチーフテンの人間も拉致します。
やっぱり1話冒頭のイスタンブールの女性の死の真相を知りたい感じですかね。ただ、殺してしまったスパイダーの死体を、見せしめのようにレストランの前に放り出したりと、状況をより悪化させてしまっている気がしますが4話はどうなるでしょうか。