スパイもの海外ドラマ おすすめトップ3

物語に騙されるのって、なんで気持ちいいんですかね?
私にとってのスパイドラマの魅力は、物語の騙し合いに、見ているこちらも騙されるところ。あの「やられた!」「そうきたか!」感がたまりません。

そして無理めな潜入任務を、敵に悟られないようにするときのハラハラ感。自分だったら絶対やりたくないですけど、見てるとあのハラハラ感が中毒症状のように癖になりますよね

というわけで、ドラマでハラハラドキドキしながら騙されたい方に、おすすめスパイもの海外ドラマ3作品をご紹介!

目次

HOMELAND(ホームランド)

ホームランド
出典:Disney Plus

とにかく見ててしんどいのに、続きが気になって観続けてしまう。でもやっぱりしんどいドラマです。

クレア・デインズ演じる、主人公のCIAエージェント・キャリーが、側から見てると暴走気味に、異常なまでの執念で陰謀の真相究明に突っ走るわけですが、正直、シーズン当初はその暴走ぶりにかなり引きました。(それがいつしか「キャリーいいぞもっとやれ」に。)

キャリー本人も次々にこれでもかという酷い目に遭って、見ててしんどいのですが、それでも見続けてしまう物語の強度があるのと、その「しんどさ」がシーズンを追うごとに癖になっちゃうんですよね。

そして、何よりもお伝えしたいのは、海外ドラマ史上に残るエンディング
ドラマを観続けてきたファンへのご褒美のようなラストは、これまで観たドラマの中で最高の幕の閉じ方だと思いますのでぜひ。(シーズン8まであるのでかなり忍耐力が問われますが)

★こんな人におすすめ

  • ドラマでヒリヒリしたい人
  • 骨太なドラマが見たい人
  • ドラマを通して世界情勢とその攻防を体感したい人

▲こんな人にはおすすめできない

  • 主人公の言動にイライラして耐えられない人
  • 暴走する主人公が超苦手な人
  • 残酷に人が死ぬシーンは見たくない人

HOMELANDは huluとNetflixの配信が終わってしまっていて(2023.11現在)
サブスクで見れるのはDisney+になっています。

窓際のスパイ 

窓際のスパイ
出典:AppleTV+

とにかくゲイリーオールドマンの枯れ芝居が最高です。
タイトルの通り、イギリスのMI5の落ちこぼれ部署「スラウハウス(=Slough House =泥沼の家!)」が舞台。皆、過去に何かしらやらかしてしまった、一癖も二癖もあるメンバーが揃っていて、そのなんとも言えないダメオーラが味わい深いです。その掃き溜め部署「ステラハウス」のボスが、ゲイリーオールドマン演じるラム。

ということでお分かりですよね。ゲイリーオールドマンが演じているということで、ただのダメスパイな訳はありません。ゲイリーオールドマン演じるラムの、普段はやさぐれたシニカルな偏屈オヤジぶりと、ここ1番の大事なところで本気出すキレものぶりのギャップがたまりません。

吹き替えで見たのですが、ゲイリーオールドマンの声は「ベターコールソウル」のソウル役でもお馴染みの安原義人さん。ラムのシニカルな曲者ぶりがピッタリで、吹き替えで見るのもおすすめです。

また、落ちこぼれ目線のせいか、少しうらぶれて映るロンドンの街並みも、ロンドン好きの人には楽しいかもです。

窓際のスパイは、Apple TV+で2023年11月現在、シーズン2まで配信中。いよいよ12月1日にシーズン3が配信!
キャラクターが馴染んできて、シーズン2がいっそう楽しくなっています。各シーズン全6話とコンパクトなのも見やすくておすすめです。

★こんな人におすすめ

  • 落ちこぼれを見ると応援したくなる人
  • 知的なシニカルさが好きな人

▲こんな人にはおすすめできない

  • スパイはカッコよくなくちゃな人
  • 物事を斜めから見るのは嫌いな人
  • 007的なアクションが見たい人

CITADEL(シタデル) 

出典:Amazon prime video

2023年4月にAmazon Prime Video(アマプラ)で配信スタートした、超大型スパイアクションドラマシリーズ。「アベンジャーズ/エンドゲーム」のルッソ兄弟が製作総指揮、「ゲーム・オブ・スローンズ」ロブ・スターク役のリチャード・マッデンが主演ということですでに強いです。

正直、アマプラのオリジナルドラマシリーズと個人的に相性悪くて、半信半疑で見始めたのですが、さすがのスケールの大きさとストーリーの展開力ですね。スパイドラマの醍醐味である、何層にも張りめぐられたギミックに騙される気持ちよさも味わえます。物語も滞らずテンポよく展開するのもさすがで、作品としてのエンターテインメントとしての質が高いです。

タイトルの「シタデル」は何かというと、CIAやMI5とは別の、物語上の架空のスパイ組織。ざっくり言うと、そのシタデルが敵組織と対峙する、というお話なのですが、フィクショナルな設定なので自由度が高くお話が展開します。そのフィクショナルな世界観を楽しめるかどうかで、多少好みが分かれるかもしれません。

「シタデル」は世界中の全人類を守るべく、一世紀ほど前に設立された。極悪スパイシンジケートによる攻撃により、シタデルはバックストップという技術を使いトップエージェントの記憶を消すことを余儀なくされる。8年後、そのエージェントたちは再び記憶を取り戻し、新たな世界の脅威を作り出したマンティコアと対峙する。

Amazon 公式サイトより

現在シーズン1全6話が配信中。シーズン2の制作も決定していて2024年配信予定です。

★こんな人におすすめ

  • スケールの大きいエンタメ度高いスパイものが見たい人
  • スパイはやっぱり派手なアクションだよねという人
  • イケメンと美女のスパイが見たい人

▲こんな人にはおすすめできない

  • フィクショナルな設定が苦手な人
  • 時制が行き来するのが好きじゃない人
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