【テッド・ラッソ】シーズン3 第5話感想 まさかの新キャラ連続退場

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4話で因縁のウエストハムに無残ねな敗戦を喫して以降、不調に陥るリッチモンド。

普通のスポーツものドラマなら、不調から脱しようともがき苦しみつつ光を見出すエピソードになりそうなところですが、そこは「テッド・ラッソ」。サッカーの話はそこそこに、登場人物たちの私生活のほうでの挫折が描かれます。

そして、まさかの新キャラの連続退場劇も。(サッカーの方ではなくドラマ上での退場です。)

目次

退場劇その1 シャンディ逆ギレ退場

キーリーの会社に友達枠で入社したシャンディ。誰が見てもひどい仕事ぶりで、入社以降トラブルメーカーぶりを発揮しまくっていましたが、あっという間にクビでドラマから退場となりました。

登場以来、態度もよくなくて、仕事に対する異常な自信過剰ぶりにも見ててイライラさせられていたので、退場してくれてちょっとスカッとしてしまいました。クビを言い渡されてからの逆ギレぶりもひどかったですね。

シャンディは、シーズン3からの新キャラクターですが、活躍どころも特にないままでの早期退場。正直なぜこのキャラクターをわざわざ登場させたのかもちょっと謎でした。

退場劇その2 まさかのズラタン(ザヴァ)退場

ザヴァ
出典:AppleTV+

不調からの脱出を目論むマンチェスター・シティとの試合、なんとエースストライカーのザヴァがどこにもいないという状況。

結局試合終了までザヴァは姿を見せず、リッチモンドはまたも敗戦。さらに試合後にザヴァは突然引退を発表するという踏んだり蹴ったりの展開でした。

3話からリッチモンドに加入し、チームの序盤の快進撃をけん引したザヴァ。ズラタン・イブラヒモヴィッチ濃度の高い存在感抜群のキャラクターで、シーズン3のメインキャラになるものと思っていたので、まさかの5話での早期退場には驚きました。

シャンディにしてもザヴァにしても、新シーズンからの新キャラクターが5話で退場というのは、他のドラマではあまり見たことないパターンで、ちょっと戸惑いました。

ネイトとキーリー それぞれの恋の始まり

5話はリッチモンドも不調、それぞれのプライベートも不調、かなり停滞感のあるエピソードでしたね。

その中で、ネイト(ネイサン)がウエイトレスのジェイドと、キーリーがウエイトレスのジェイドと、キーリーが親会社の社長のジャックと、それぞれ恋が始まりそうなところが、唯一救いになる展開でした。特にネイトとジェイドの2人はすごくいいですよね。今シーズン闇落ちしているネイトが、唯一本来の姿を取り戻せるような関係で応援したくなりますね。

ラストのテッドの名スピーチ

ザヴァの突然の退団(かつ引退)で不安がる選手たち。そんな中、ロッカールームでのテッドのスピーチがすてきでした。

「勝利をつかもう。今ここにいるメンバーで。今君たちに必要なのは、信じること」
(チームの標語の”BELIEVE”の張り紙が落ちる。不吉だと不安になる選手たち)

「結局は、ただの標語さ。」(BELIEVEの張り紙を破るテッド)

「紙を貼ったって、信じる気持ちは湧いてこない。
心で感じないと。それに、頭や腹で。
体の中にため込んだ汚物に邪魔をさせるな。全部汚物だ、嫉妬や、恐怖、羞恥心。もう汚物なんかに振り回されるのはやめよう。」

どうせだったら、何かを達成できなくても、自分は大切だと思いたい。
 人に愛される価値があると思いたい。たとえ傷つけ、傷つけられたとしても。
 どうせ考え込むなら、希望を信じていたい。状況はよくなる。
 俺たちは強くなる。そう信じていたい。
 あとは、自分を信じて、互いを信じあうこと。それは、生きる上で不可欠だ。

 一人一人がそれを信じるなら、その信念は破られない。また月曜に。」

サッカーのことだけでなく、プライベートでうまくいっていないテッド自身を含めた、登場人物たちにも向けたようなスピーチにも感じました.。5話は停滞感が強いストーリーだっただけに、ラストのこのスピーチのポジティブなメッセージはより刺さりました。
6話でのリッチモンドの復活を期待しちゃいますね。

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