『窓際のスパイ』シーズン6もいよいよ後半戦に突入。まだ謎だらけですが、少しずつ真相が見え始めてきました。
第4話では、3話に引き続きリヴァーとシドがロシアの殺し屋コンビに命を狙われ続けます。そしてラストには、突然の衝撃が…

第4話のストーリーは
- 殺し屋から逃げるリヴァーとシド。モールでの殺し屋との攻防。JK・コーも参戦。
- 右翼系メディアのCEO ハリー・ロイドに厄介がらみされるタヴァナー
- ラムは黒幕を探るためハークネスと対面
- キャサリンたち女子4人は引き続き毒舌ガールズトークしつつ隠れ家へ。緊張感なし
- ラムたちはハークネスとハリー・ロイドがつながっているのを突き止める
- サービスエリアで三度殺し屋に狙われるシドたち。そしてコーが…
モールでの殺し屋との攻防の映像美
モールでの殺し屋との攻防は、ピンク色の色彩をベースにした映像が美しかったです。男女の殺し屋2人組の感じが、『アンブレラアカデミー』シーズン1の殺し屋ヘイゼル&チャチャとファイブの攻防を思い出させました。

スラウハウスが狙われる理由も少しずつ明らかに
ようやくスラウハウスの面々が狙われている理由も少し明らかに。原因はどうやらタヴァナー。彼女がカザンでの非公式作戦でロシアのスパイを殺させたことに対する、ロシアサイドからの報復のもよう。しかも殺したのはシドということになっているらしい。そしてタヴァナーに裏切られれてしまうシド。
タヴァナーに売られてしまったのにもかかわらず、タヴァナーを信頼し続けているシドが不憫ですね。
JK・コーがまさかの退場
4話のラストでさらりと衝撃が。JK・コーがロシアの男性スパイとのトイレで対決。殺されてしまいます。

シーズン4から登場していたコー。黒パーカーを深くかぶった無口なサイコパス感がいい味出していましたが、殺し屋との激闘だったものの、なんだかあっさり退場してしまいました。
あっさり容赦なく死ぬ=登場人物に感情移入させない作劇への考察
コーの退場で、『窓際のスパイ』は容赦なくあっさりレギュラーキャストを退場させるドラマなのを思い出させられました。/
普通、レギュラーキャストが死ぬときって、劇的だったりエモーショナルに演出するものだと思いますが、このドラマは、突然サラッと容赦なく死ぬ。ある意味、「死」を物語の盛り上げに利用していないと思います。ただ淡々と死んでいくドラマだと。
それは、登場人物に感情移入させない特殊な作劇にもつながっているかなと思います。シーズン6まで観続けているわけですが「誰かに感情移入しながら観る」ということはほぼなかったなあと。強いて言えば、リヴァーがミスったときの共感性羞恥ぐらいです。
通常のドラマなら「登場人物への感情移入」が、視聴者を作品の世界へを引き込む強力なエンジンになると思いますが、『窓際のスパイ』はあえて拒否しているような気がします。
視聴者を登場人物の「内側」に同化させるのではなく、「冷たい雨の降るロンドンの一角から、泥まみれのオフィスをガラス越しに眺めているような感覚」。その「冷たさ」が癖になるんですよね。
そんな、『窓際のスパイ』の特殊なおもしろさについて考察することになった第4話でした。最後まで読んでくださりありがとうございました。

